レイクパピルス名刺



茅(ちがや:ヨシやすすき、稲わらなど)で作られた大きな輪。茅の輪は、正月から六月までの半年間、心や身体に付いたさまざまな汚れを祓う夏越祭に使われています。これもすべて、ヨシの持っている、水をきれいにする力、強い生命力に対する人々の思いがあったからです。


現在も五月の節句に食べているちまきは、本来は芽巻の意味で、ヨシの葉7枚でもちを巻いて蒸したものです。昔は七歳になるまで多くの子どもたちが病気などで亡くなっていました。春から夏にかけて2~3メートルに育つヨシのように子どもの元気な成長を願って食べられてきました。(童謡の「せいくらべ」は、このことを歌ったものです。)

昔の生活にはなくてはならなかったヨシですが、生活環境が変わり、エアコンの普及やマンション生活などで、障子やついたては使われなくなりました。また、日よけのすだれは、現在も多く使われていますが、安い中国産に押されて売れなくなりました。
茅葺き屋根は火事になりやすいので建築法で使用禁止になっています。

ヨシは、アシとも呼ばれています。ところが「悪し」に聞こえ、縁起が悪いと言うことになって、「善し」つまり「ヨシ」と多くの人が言うようになりました。

 


※伴ピーアール(株)編「ヨシものがたり」より転用しています。